結局時計的にもIN時間的にも1日でメカニックを3次にできた――
ってことをネタに更新しようと頭の中で展開考えながら電車にて帰宅中のこと。
オッサン「(前略)やっぱ女子高生かわいいなーー」
大声で誰彼かまわず周りの人に話しかけるオッサン(後ほど60歳だと判明)が電車ON!
↑の発言を近くにいた女子高生に笑顔でのたまいける。すげえ
こーりゃなかなか凄まじいのがやってきたぞ
まだ女子高生に絡んでるうちに、別のほう向いて回避体勢を取る私。
次の駅に停車。
座席が一つ空いた。両隣は人がいる。これは良い壁!!
迷わずプラグイン!
発車。
しばらく静かなオッサン。
停車。
ここで左隣の人が下車!うがぁ
そして迷いなくそこへ座ったオッサン。
途中空いてるのに!それまで空いてたのに!なぜこのタイミングで来る!!?
| ドア■□□□■■□ドア
|女高
| オ→→→→→↓
| ドア■□■■オ私■ドア
□:空席 ■:客 オ:オッサン
そしてオッサンしゃべる。どころか叫ぶ。
オッサン「なぁ、小乗仏教と大乗仏教の違いわかるか!?」
知 る か
いや、意味としては知ってるけども。そうじゃなくて。
あがぁ、周りの人こっち見てる。
やめてくれその哀れみを含みつつ何か期待してる顔!てめえら!!
とにかくここで負けられない
社会科は得意なんだ。その二つの違いくらいわかる。みてろオッサン
私「え、えと、大乗仏教は皆を救うーってやつですよねぇ…小乗はお坊さんとかそういう人だけが…ボソボソ」
しかし残念ながら私には見知らぬ人と積極的に話すスキルが絶望的なまでになかった
うまく言葉にできないの。知ってるのに。わかるのに。
でもオッサン「そーや、正解や!」
若干周りの人らも おぉなかなかやるな みたいな感じで見てる…気がする
ちょっとありがとう。違う。そもそも話しかけてくるからだなくそこの
オッサン「この指輪なぁ、タイランドのなんや。純プラチナ」
わたし「はぁ」
オッサン「でもなぁ、日本やったらなんか番号とか掘られるやろ?ないねんなぁ」
わたし「はぁ」
オッサン「パチモンかなぁ。はっはっは」
わたし「はぁ」
そりゃ、タイ製ですもん…ないかも知れないです…
わたし「タイで買ったんですか?」
オッサン「違う、おみやげでもらったんや」
わたし「はぁ」
オッサン「この指輪なぁ、タイランドのなんや。純プラチナ」
わたし「はぁ」
オッサン「でもなぁ、日本略」
わたし「はぁ」
オッサン「パ略」
認知症かもしれないこの人
オッサン「窓の外みてみぃ、景色が流れてるやろ」
わたし「はぁ」
オッサン「あれはな、時間が流れてるんや」
わたし「相対性理論かなんかですか」
オッサン「なんやそれ」
わたし「はぁ」
オッサン「時間が流れるのは早いやろー。時間はもう戻せんのやで」
わたし「そうですねぇ」
オッサン「奥さん(向かいの席のおばさん)もそう思うやろ」
おばさん「っ」
オッサン「60年生きてんねや、俺は」
わたし「はぁ」
オッサン「あの流れはな、人間が目で見ることができる唯一の時間なんや」
わたし「はぁ」
意味不明だけどなるほどって思ってしまった
そんな感じで降りるまで延々と続いたのでした

正直ね、いきなり話しかけられると困るけども。
それでも、ちょっとうれしい…違うな、わくわくするんだよねこういうとき。
普段ナマの人とのコミュが絶望的だからかねぇ。
ほぼ一方的なコミュだけどそれでも楽しかったよ
降りるときにオッサンがピースしながら「バイバイ」とか言ってくれたときなんかもうね。
また会えるだろうか。
見つけてもとりあえず避けるだろうけど…
出来ることなら、
「やー、こないだはどうも」
って軽く話しかけれるような人間になりたい。強くそう思った数分間の出来事でした
メカ3次ネタ?明日にするよ
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